うちののブログ

ふくおかの司法書士が書いています

レペゼン地球さんの話

いろんな人が書いていますが、司法書士としては大変気になる話題、元レペゼン地球のDJ社長さんが、自分の楽曲を保有する会社の代表を解任された話です。

 

ことの経緯は、ご本人がyoutubeにアップしていらっしゃるので割愛しますが、

これからのお話は下記の動画(DJ社長さんの一方的な主張)を基に書いた感想であることを最初にお断りしておきます。

 

本当のレペゼン地球 解散の経緯について - YouTube

 

①LifeGroupeの全株式をHさんが持っている

②LifeGroupeがレペゼン地球に関する権利を合法的に所持している

 

以上が事実であれば、裁判の行方はDJ社長さんにとっては厳しいものとなるのではと推測します(なにを求めるかによりますが)。

 

創業者が会社から追い出されるというのは、残念ながらよく聞く話です。

経営者たるもの、株式会社の仕組みや、法律のことは多少なりとも勉強しておくものだ、と言われればそうかもしれませんが、実際そんな創業者は少ないんじゃないかなと思います。

自身のアイデアや事業を軌道に乗せるのに一生懸命で、その他のことまで気が回らない、そんな余裕がない、そもそも誰に聞いていいのかも分からない、そんな時間があるなら事業に邁進したい、そういう人がほとんどではないでしょうか。

 

結果論として「もっと早い段階で専門家に相談していれば」ということは簡単で、正しいですが、誰を信じて相談していいかなんて、そう簡単に分からないものだと思います。

人を信用することにはリスクが伴いますが、誰もかれも疑って信用できない世界というのも生き辛いものです。

 

このニュースを聞いて、自分だったらどうアドバイスしていただろう?と考えたのですが、やはりポイントは創業時で(そもそも新会社設立の必要性を疑いますが)、どうしてもHさんに出資してもらい会社を設立したいのだったら、属人株を薦めたかもしれないなと思います。

 

☑︎100万円、Hさんに出資してもらう。

☑︎DJ社長さんは1株分(1万円)だけ出資して、その1株を属人株にする。

☑︎属人株について、1株500個の議決権にする。

 

DJ社長さんは、3分の2以上の議決権を持つのでHさんの独断を防げますし、なんならHさんの解任もできます。

属人株はDJ社長さんの手を離れたらただの1議決権の株式に戻るだけなので、金銭的価値としては低く、差し押さえのリスクも少ない。

Hさんは議決権は少ないけれど、配当は多くもらえるのでメリットはある。

何かあった時にHさんを株主から排除できるように、全部取得条項付株式や取得条項付株式も組み合わせても良いかもしれません。

 

何をリスクと考えるか、また創業者間のパワーバランスによって、色んな手法が考えられると思います。

 

ちなみに、福岡市であれば現在はスタートアップカフェで無料で法律家による起業相談が受けられます。

上記のような、第三者から出資を受けて起業をする場合の法的なアドバイスやリスクなども、各士業(弁護士、司法書士行政書士、税理士等)が相談に応じています。

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私も開業ワンストップセンターでコンシェルジュを務めています。

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